【ANAマイルの知識】 必要マイル数やマイルの価値について
- 1.無料特典航空券に必要なマイル数(ANA)
- (1)国際線での利用
- (2)国内線での利用
- 2.(ANA)マイルの価値
- (1)東南アジア往復の場合(例:シンガポール)
- (2) ヨーロッパ往復の場合(例:ロンドン)
ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに移行していくのですが、マイルをいくら貯めればどこに無料で行けるのか、また貯めたマイルの価値(1マイルは何円分?)などについて、簡潔に記載します。
1.無料特典航空券に必要なマイル数(ANA)
(1)国際線での利用
詳細は こちらのANAサイトにございますが、ANA便利用時の概要は下表の通りです。
当サイトで目標10万マイルとしているのは、H(ハイシーズン)でもビジネスクラス(下表のC行)でヨーロッパ(9.5万マイル)や北米(9万マイル)に行くことができるマイル数だからです。
(2)国内線での利用
行き先毎に必要なマイル数は以下の通りです。
シーズンにより特典航空券獲得に必要なマイル数は異なります(シーズンはさらに下の図をご覧ください)
<シーズンチャート>
2.(ANA)マイルの価値
以下にヨーロッパ往復と東南アジア往復の具体的な事例を記載します。
よく1マイル=1.5円もしくは2円と言われますが、使い方によって価値が全然変わってきます。
特典航空券で考えると、エコノミークラスでは1マイル=1.5円~2円ほどのものが、ビジネスクラスだと1マイル=4~6円ほど、ファーストクラスになると1マイル=10円(以上)ほどに跳ね上がります。
できることならファーストクラスに乗りたいですが、費用対効果を考えると個人的にはビジネスクラス押しです。
ファーストクラスはビジネスクラスの2倍ほどもマイルが必要であること、ビジネスクラスでも座席の広さや快適さは正直十分(エコノミークラスとは比べようもないほど)だからです。
ヨーロッパ往復と東南アジア往復の具体的な事例で見てみましょう。
※ 閑散期と思われる2017年11月の料金を、2017年5月に検索。
(1)東南アジア往復の場合(例:シンガポール)
① エコノミークラスを利用
下の「普通に航空券購入」と「特典航空券」では支払いの差額が56,500円です。
これを35,000マイルで買ったと言えますので、1マイルの価値は1.614円(=56,500÷35,000)となります。
<普通に航空券購入:67,990円支払い>
<特典航空券:35,000マイル+11,490円支払い>
② ビジネスクラスを利用
下の「普通に航空券購入」と「特典航空券」では支払いの差額が324,000円です。
これを60,000マイルで買ったと言えますので、1マイルの価値は5.4円(=324,000÷60,000)とエコノミークラスの3倍以上に跳ね上がります。
<普通に航空券購入:335,490円支払い>
<特典航空券:60,000マイル+11,490円支払い>
(2) ヨーロッパ往復の場合(例:ロンドン)
① エコノミークラスを利用
下の「普通に航空券購入」と「特典航空券」では支払いの差額が100,000円です。
これを55,000マイルで買ったと言えますので、1マイルの価値は1.818円(=100,000÷55,000)となります。
<普通に航空券購入:133,470円支払い>
<特典航空券:55,000マイル+33,470円支払い>
② ビジネスクラスを利用
下の「普通に航空券購入」と「特典航空券」では支払いの差額が539,000円です。
これを90,000マイルで買ったと言えますので、1マイルの価値は5.99円(=539,000÷90,000)とエコノミークラスの3倍以上に跳ね上がります。
<普通に航空券購入:583,220円支払い>
<特典航空券:90,000マイル+44,220円支払い>
ここまで、マイルの価値について具体例を見てきました。
例では閑散期と考えられる11月の料金で1マイルの価値を計算していますが、もっと航空券の料金が高いときもありますので、その場合は上の例よりも1マイルの価値は高くなります。
さらに付け加えると、特典航空券は目的地への単純往復だけではなく乗り継ぎにより途中ストップオーバーが可能なケースも多いため、特典航空券のマイルの価値をさらに高めることもできます。
私が実際に発券した経路など、具体的にはこちら(ビジネスクラス特典航空券 獲得一覧)でご覧ください。